ヤマハ艇 FXC-SVHO 検水孔の冷却水からオイル漏れ【検証動画】


ヤマハ艇 FXC-SVHO 2015年モデル

症状


  • ・走行時、検水孔の冷却水からエンジンオイルが混じっているのを発見した。

  • オイルレベルゲージを確認すると、乗る前より若干オイル量が減っていた。

 


検証:エンジンオイル漏れを動画で確認します。


問題の検水孔(左舷側)から出る冷却水を、
バケツで受けてオイル漏れが無いか確認してみます☟

 

オイル混入の冷却水はオイルフィルターの真下にあるオイルクーラーを通っています。

 

実はこのオイルクーラーの不良で、
冷却水にエンジンオイルが混じる今回のような症状が出ることがあります。

 

オイルクーラーを付け替えた所、オイル漏れの症状は改善されました。

 

そしてご覧ください☟ メーカーから対策品オイルクーラーが作られています。

もしこの症状が出たときは、対策後のオイルクーラーに変更しましょう。

 


結果:オイルクーラー交換(対策品)


通販サイトネオネットマリン純正部品の分解図を今回の年式で調べてみました。

 

旧型のオイルクーラーのイラストですが、
こちらのオイルクーラーの品番は対策後のオイルクーラーに変更されていました。

 

2 オイルクーラーアセンブリ ¥32,428

※税込/2020年現在

またオイルクーラー交換作業には、排気部品を脱着する必要があります。

お近くのディーラー・ショップに頼みましょう。

 


オイルクーラー簡単な構造と

「逆のパターン」は??


オイルクーラーの簡単な構造をご紹介します。

 
まず表側は冷却水の通路口が見えます。
今回のオイル漏れは冷却水OUT側から外へ排出されていました。

 

そして裏側。こちらはオイル通路口が2つです。

オイルの流れはこんな感じです。
 
オイルクーラーというのは冷却水がオイルを冷やす構造になっていますが、
勿論内部では両者が交わらないようにそれぞれの通路・隔たりがあって
間接的に熱交換しているんですね。

 

今回オイルが冷却水側に漏れたのは、
オイルと冷却水の通路が腐食が何かで繋がってしまったと思われます。

 

ここで疑問ですが、逆に冷却水がオイル通路側に侵攻しないかという事ですが、
この可能性は低いようですよ。

単純に冷却水の水圧よりも油圧の流れのが強い。ってことみたいですね。

オイルを圧送するオイルポンプは、各エンジンにオイルを送る前に、
オイルフィルターを経由するのが一般的だと思いますが、
そのオイルフィルターより前に位置しているのがオイルクーラーとなっていました。

つまり油圧がガンガン来やすい部品なので冷却水勝てなかったって話ですね。


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