ネジ・ボルトの豆知識。強度区分とは??

世の日曜大工に勤しむお父さん方に、ちょっとした豆知識をお届けします。

 
ジェットやトレーラーなどにに使用されているボルトを思い出してみてください。

ボルトの頭に記号や数字が記載されていると思います。

 

(エンジンマウントの固定ボルト↓)

 

(トレーラーフレーム固定ボルト↓)

予め言いますとボルトのサイズではありません。
 

これは、ボルトの強度区分を示しています!

 
これはボルトを引っ張っていき最終的に破断する数値、「引張荷重」を示す数値が記されています。

私は分かりやすく「ボルトの強さ」と理解しています。

 
では、、上でご紹介したボルトの強度区分を順番にご紹介していきます

まずジェットのエンジンマウントについていたボルトですね。

材質としては「ステンレス鋼製ボルト」読み取れる数値はA2-70

A-2」というのは、鋼種区分を示す数値であり、鋼種の化学成分の範囲を表しています。

が、、ここは強度区分とは違いますので飛ばしておきましょうー
 

隣の「70」これが強度区分です。

上で説明した引張荷重(N/mm²)の1/10の数値を表しています。

70×10=700N/mⅿ² ㎏換算では約71キロ!
 

これがこのボルトの限界の引っ張り荷重であり、裏を返せばこの数値以上の荷重で破断してしまう事を意味しています。

では、次にトレーラーについていたボルトですね

材質としては「鋼製ボルト」読み取れる数値は4.8

上のCSという文字は、製造業者の識別番号としてあるので気にしないでおきましょう

「4.8」という数値がこのボルトの強度区分です

 
読み方は.(ピリオド)を挟んで左側の数値「」この数字は引張荷重(N/mm²)の1/100の数値を表しています。

4×100=400N/mⅿ² ㎏換算で約40.8キロ! この荷重までは破断しません。

 
次に.(ピリオド)を挟んで右側の数値「8

この数値は引張荷重400N/mⅿ²の80%となる320N/mⅿ²までが「降伏点」となる事を示しています。
 

降伏点!これは簡単にこの数値を超えるとボルトは伸びきったままの状態になります。

通常ボルトはバネと同様、元に戻ろうとする性質がありますが、この「降伏点」を境に伸びきったままになるんですね

ちなみにこれを「塑性変形」と言います。

 
お気づきの方もいるかと思いますが、エンジンの組付けなんかは降伏点を超えたトルクをかける

角度締め」というものも存在します。上の性質を利用したボルトの軸力を上げる為ですねー

全てお読みいただいた方、締結の世界へようこそ!笑

こんな豆知識、是非お子さんに話してみてください

きっとウザがられること間違いなしです