船体に発生する「ガン」について考えてみました

アレ気になっていましたー
たまに発見しますが、ジェットの足回りの船体に水膨れのような膨らみ見たこと無いです??

 
これが実は「FRPのガン」と言われる症状、オズモシス(またはブリスター)と言うそうです。

 

ガンと言われるだけあって、その下のFRP層は凹んだように浸食されているので
自然治癒することなく、船体修理にて直す事が必要になります。

 

このオズモシス発生のメカニズムについて調べてみると、、

半透膜で分けられた濃度の異なる溶液は、必ず薄い液が濃い液の方に流れこみ、混合される現象で生まれる。これがオズモシス」となっています。

 

私にはまったく理解が追い付かない話ですが、

半透膜=ゲルコートの内側に付いた水分が硬化中の樹脂に含まれた様々な水溶液を溶かしてしまい、一つの強酸性のクッサイ溶液が出来上がる仕組みです(そういう事ですよね?)

 

体験者は語るですが
オズモシスの膨らみを潰すとツーンとした酸っぱい臭いの液が流れ出ます。
 

製造時の湿度環境だったり、品質や保存状態が・・・という話もありますが、決定的な因果関係についてはハッキリとは言えない部分もまたあるみたいです。同じ環境・時期に造られた艇でも、発生してしまうものや、まったく無事なもの、どちらもあるのが事実となっています。

 

そしてもう一つの要因、私はこれのがジェットでは多いような気がします。

 

通常のFRP船体はポリエステル樹脂やビニエステル樹脂を使用していますが、エポキシ樹脂のように完全防水ではなく、樹脂の分子レベルでは透水性があります。船齢が経ったものや常に水分に浸かっている箇所ではオズモシス(ブリスター)が発生しやすい環境となっているのではと思います。

 

例えば、保管時などに水が溜まりやすい船体の足回りなど要注意ですね。。

 

対処法を検索すると・・

「オズモシスを防ぐには、FRPの船体を水分から遮断する事です 水の無い所にオズモシスもない これがオズモシスを防ぐカギです」と書いてありましたが、水と向き合わずしていかにマリンスポーツを楽しむというのでしょうか!やり直し

 

やはり使用してない期間も長期間海水や水に触れさせない事。外での保管はジェットカバーは必須だと思います。

後は湿気なども気を付けたいです。例えば、カバーをかける前にしっかりと船体の水気を乾拭きして掛けるようにすると良いと思いますよ!


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