スピードが10キロ落ちた原因とは・・!?※点検動画付き

もう4月という事はジェットシーズンに入ってきましたね。
 
ジェットに乗る人が増えると同時に多くなる作業、それがポンプケースの修理です。

 
その中でも特に多いのが、インぺラとウェアリング(又はポンプハウジング)との隙間がキズや摩耗によって広がってしまう症状です。

これは、エンジン出力低下の原因となります。

 

原因としては隙間から、還流量といって水圧が逃げてしまうんですね。
「キャビる」原因にもなるかと思います。
(過去の修理画像)

 

では、実際にあったポンプケースにまつわる修理事例をご紹介します。

<SEA-DOO艇2014年モデル>

走行時、加速が悪くなり、トップスピードも約十キロほど落ちたという症状のジェットでした。

 

スコープゲート下から覗いた画像です

ドライブシャフトに釣り糸?が巻き込まれており、ウェアリングのキズも気になる所です。

 

ポンプケースを取り外した画像です。

ウェアリングの擦り傷が目立ちますが、インぺラとの隙間(クリアランス)はどうでしょう?

 

ちなみに・・SEA-DOO艇のインペラクリアランスの限界値は0.35mmです

これを踏まえた上で実際にインペラとウェアリングの隙間(クリアランス)を点検した動画を載せましたのでご覧下さい!

 

動画の結果でいきますと、ウェアリング交換前では0.4mmのクリアランスが新品に交換後、0.2mmまで狭まっています。

 

たった0.2mmの違いで、お客様の感じた加速の落ち具合だったり、トップスピードから約10キロほど落ちる可能性も十分考えられるという事ですね!

 

他にもポンプ不具合の症状は様々です。

加速やトップスピードが落ちたり、異音がしたという方はすぐに点検に出されることをオススメします👍


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