「ポンプ修理」実際いくら掛かる??SEA-DOO編

こんにちは、ネオスポーツの鈴木です。

 

想像してください

もし愛艇が走行中、ポンプケースにゴミを吸い込んでしまったら・・・

 

もはやシーズンの風物詩となりつつあるポンプのトラブル修理

 

ジェットオーナーには危険予測を意識した「かもしれない運転」を心掛けて頂きたいところではありますが、

実際にポンプに異物を吸い込んでしまった場合の、修理にかかる費用はどのくらいなのか??

 

今回はこのテーマで3メーカー別にご紹介していきます。

※その艇の不具合状況により金額も変わってきますのでご参考程度にお考え下さい

 

<ケース1>

もしSEA-DOO艇が走行中、ポンプケースにゴミを吸い込んでしまったら・・

 

SEA-DOO艇の場合、ポンプハウジングとインペラの間にウェアリングと呼ばれる部品が付いています。

 

この部品はプラスチック樹脂で出来ており、インペラとポンプハウジング(金属)が金属膨張で接触しない為、この部品が間にセットされ,

限りなく隙間を狭く設定出来ているんですね

また、上の画像のように石を巻き込んでもウェアリングがポンプケース本体を防護してくれているのも一つの利点でないでしょうか

 

ただデメリットを上げるとすると、

上の画像では石が巻き込まれていますが、これがプラスチック木くずであっても、プラスチック樹脂のウェアリングにキズが付いてしまう恐れがあり、

まず交換が必要になる部品はこの「ウェアリング」だというのも覚えておきましょう

 

(例) GTI130 155mmウェアリング価格 6156円(社外)

  ウェアリング・インペラ交換工賃 IBRモデル17280円 IBR以前のモデル12960円

 

さらにどれくらいの固さの異物を巻き込んだか、また巻き込んでから走らせていたか、

これらを踏まえて交換が必要になるかもしれない部品がインペラです

 

この部品は高額な部品であり、出来ればバリを削りそのまま使用していたいところですね。

 

下の画像では、石を巻き込んだ衝撃でインペラのブレードが大幅に曲がってしまっています。

この様な状態もいわゆる「キャビテーション」の原因となり、出力低下を引き起こし満足のいく走りが出来なくなるかもしれません。。

(例)RXT‐X260Rs インペラ価格41000円 

  インペラ・ウェアリング交換工賃 IBRモデル17280円 IBR以前のモデル12960円

 

そして最後に、例えば石などの固い異物を巻き込んでしまった場合、

その衝撃により深刻なダメージを受ける恐れのある部品が有ります。

 

それが、ポンプケース内部の「シールやパッキン」です

 

例えば、石を巻き込んだその時は異常無くとも、その何か月後かには

シールやパッキンの歪みなどから、着々とポンプ内部に水が浸入し、ベアリングがサビで浸食されていく事も想定に入れなければならないケースも出て来ます。

 

巻き込んだ異物にもよりますが、ウェアリングやインペラ交換のついでにシールだけでも交換するのが得策でしょう

ポンプケースシール金額 3186円&6480円 ※状態により一部構成部品の交換が

                       必要な場合もあり

ポンプケースOH(シール打ちかえ)工賃 21600円

ほんの一例でしたが、ご参考にしていただけたら幸いです。

次回は他2メーカーをご紹介させて頂きます。

 

実際このくらいの金額が掛かる「かもしれない」・・心掛けて運転しましょう

SEA-DOO YAMAHA KAWASAKIの正規販売店 ネオスポーツ

鈴木


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