SEA DOOのiBR（インテリジェント ブレーキ＆リバース）システム、今は無くてはならない便利機能ですよね。
そのiBRシステムに気をつけないと危険な不具合が起きてしまいます。
不具合が起きると、iBRが機能しなくなり前進・後進などできなくなります。前に進めなくなることもあります。
不具合の原因はすべて「リバースゲートをぶつけてしまった！」です。
リバースゲートは大丈夫でも、その奥にある部品が破損します。
Ｕアームとリンケージアームと言う部品です。
修理例をいくつかご覧ください。
まずは樹脂製のリンケージアームが折れてしまいました。
この折れた部品が引っかかって動作不良につながります。
次にＵアームとリンケージアームの両方とも破損しました。
これでは動作しなくなります。
最後にＵアームにパッと見ためでは問題がなさそうにですが、ダメなんです。
Ｕアームがねじれてしまっています。
新品と比べた画像をみてください。丸印の所が地面と隙間が開いているのがわかりますか？
これだけで動作不良につながります。
すべてリバースゲートをぶつけてしまい、奥のパーツを破損させています。
では、どのようにぶつけてしまったのでしょうか？
・係留中に流されて岩に衝突してしまった。
・スロープでトレーラーから降ろす時に地面へ接触させてしまった。
・係留中に他の艇と接触してしまった。
・トレーラーに載せて運搬中に自動車に追突されてしまった。
このような内容がほとんどです。
予防方法はないのでしょうか？
リバースゲートを前進に入れておけば良いです。
これで完全に防げるわけではないですが、当たりにくくはなるはずです。
エンジンが停止中に手元のスイッチ類で動作ができますので走行時以外は前進に入れておきましょう。
できる予防はしておくと安心です！
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サービス担当 こんどう
