【検証】ST3ハル新型ライドプレートは凄かった

SEA-DOO艇に関することですが、↓のイラストを見たことありますか?

これは「クローズドループ・クーリングシステム」といいます。

 

単純にSEA-DOO艇はエンジン冷却にクーラント液を使用しているという事です

 

そのクーラント液が循環している経路にあるラジエターの役割をしているのがライドプレートです。

(厳密にはサーモスタット開閉時の経路)

 

これはご存知の方も多いかと思います。

 

 

 

今回そんなライドプレートを分解して内部を見てみようかと思いますが、なぜ私がこのテーマやる気になったかと言うと・・・こちらをご覧ください☟

 

これは現行RXT-X300Rs すなわちST3ハルのライドプレートですが、
表面に縦線のフィン?のようなものがあります。
 

これは今までのライドプレートには見られなかった特徴で、
どうやら冷却効率に関係しているようなんですね。

 

モデルチェンジ前のSEA-DOO300シリーズを思い出してもらうと、
フラッシング口が2個付いてたり、中間クーラー(熱交換器)が付いてホースの取り回しが複雑になっていたりと・・まぁ大変だったんです(笑)

 

しかし、ST3ハルタイプに変更後、
フラッシング口も1個に戻りエンジンルームも大分スッキリした印象があるんですね。

 

これは冷却システムの高効率化の恩恵もあるようなんです。

つまり

ライドプレートはものすごい進化をしているはず

 

という事で現行モデルのST3ハルと一つ前のS3ハルのライドプレートを並べてみました。

サイズもST3ハルのが一回り大きいですね☟

 

では中身を確認してみます。

S3ハルタイプのプレート内部クーラントは渦巻きのような流路で回るようです。

 

次にST3ハルタイプのプレート内部は、このようになっていました。

目の錯覚が起きそうになる見た目ですね

 

このライドプレート何がすごいのか??

少し話が変わりますが、SEA-DOO艇のポンプ付近にこんな注意を記したステッカーあると思います。

 

私自身どこが熱くなるのか試したら、特にこのライドプレート表面辺りでした。

 

ライドプレートは熱の伝わりが良い材質を使用していますが、その中でも熱交換する物質(クーラントと海水、水)の温度差が激しい箇所ほど、熱の移動は大きく働くようです。

薄いフタが被さっているこの辺りが特に熱交換が行わてれいます。

 

そこにきて、疑問だったST3ハルのライドプレート表面、等間隔にでた凸部分☝

位置関係としては、内部の仕切り板で沢山区切られていた直線状にありました。という事は・・?

 

おそらく区切られた仕切り板で吸収した熱を上の凸部品で、効率的に熱交換できる仕組みになってるという事でしょうか

この辺りマニュアルにも載っていないのでおそらくですが・・汗

 

そう考えれば冷却する表面積は以前の渦巻き型より増える気はします。

ラジエーターなどにギザギザのフィンが付いているのも冷却する表面積を増やすための工夫だと考えると似てる感じはしますね。

という事で今後は展示してあるST3ハルタイプを見る時は、
ライドプレートも気にしてみて下さい ✋

 

ちなみにこのライドプレート、衝突などで破損させてしまうと大変なことになるので、
お気を付けくださいね。


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