SEA-DOO艇 GTX155 IBR動かない!交換作業


SEA-DOO艇 GTX155 2016

症状・状態


・ IBRが動かなくなった。

・ ゲート位置はNの状態のままに・・

 


検証:接触跡が気になったので・・・

IBR脱着付け替え


IBRが動かない。この症状どっかで・・・と思ったら

過去の記事を遡ってみると、正に同じような症状です☟

SEA-DOO艇 RXP-X300RS IBR不動

 

☝の事例を見返すと、IBRアッセンブリの交換となっており、

IBRゲート付近には接触(衝突)の痕跡もあったようです。

 

すかさず確認してみると☟ん、ここも内容被りますね。

 

念のためゲートやIBRアームなど確認しましたが、

破損や損傷は見つかりませんでした。

 

ここからはIBRを脱着して、点検用に付け替えて作動するかどうか、

確認する方向でいきます。主に脱着風景メインでご紹介します。

 

ゲートやノズルを取り外すと、IBRの連結アームが見えてきます☟

このアームが伸び縮みをして、ゲートも動いています。

 

ブーツを外すと、アームの連結部分が見えます。

矢印の部品がIBRアッシから伸びているシャフトです。

 

意外にもIBR自体は、矢印のプラスチックナットとゴムストラップのみで

固定されています。旧型IBRに比べて脱着自体はスムーズに行えるようになりました。

 

エンジンルーム側に回ってみます。

IBRが付いている場所は、船体後方ウォーターボックスの隣にあります☟

 

IBRを持ち上げてみると、10何ピンか(曖昧です)の

大きめのカプラーが付いています。

 

稀にこういったカプラー内に水が溜まって、電気系の不具合が出た事例もあります。

ただ普段このような箇所の点検は中々出来ませんけどね・・

これでやっとIBR取り外すことが出来ます。

 

次に、点検用のIBRにカプラーを取り付けて、IBRシャフトが

動くかどうか確認します☟上げ方はオーバーライド機能を使いました。

 

この機能の説明は一番下で外部リンクを張っておきますね。

今がゲートが上がった前進の状態☟

 

次にゲートを下げた後進の状態☟ちゃんと作動しました!

配線ハーネスは問題なさそうでホッとしましたね。

このあとIBR交換後、症状改善されました。

 


結果:IBRアッセンブリ交換


41. IBRアッセンブリ ¥135,300

40. ラバーガスケット ¥319

47. クランプ ¥758

62. クランプ ¥1,089

※税込/2020年現在 ネオネットマリン純正部品

※新品のIBRに交換した際、PCからIBRの自動更生を行う必要があります。
お近くの正規ディーラーまたは修理工場に持っていきましょう。

 

ちなみに不具合のあったIBRですが、少し振ってみると、

内部で「カラカラ」と音が鳴っていました。これ絶対内部で損傷起きてますね。。

 

分解まですることが出来ませんでしたが、サービスネットワークで耳にした話では、

このタイプのIBRは、ゲートからの負荷や衝撃などで、内部の機械的なダメージが起こる

ケースがチラホラあるとか無いとか・・

 

私の事例集でも2件目ですが、どうなんでしょう・・実際に確認してませんので、

ちょっと曖昧にしておきます。

 

最後に、SEA-DOO艇のオーバーライド機能の外部リンクを張っておきます☟

これが出来ればエンジンを掛けていなくても、IBRゲートの上げ下げが可能になり

とても便利ですよ👍

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