ヤマハRIDEとシードゥIBR

制動停止距離を短く、離岸着岸も容易、瞬時にリバース操作が出来るシステムがヤマハFXシリーズ、VXR、VXクルーザーに新システムRIDEが搭載されます。5年前にシードゥにIBR・電子リバース&ブレーキシステムが搭載しておりRIDEとIBRの比較が気になるところではないでしょうか。

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 シードゥのIBRは走行時にハンドル左側のIBRレバーを握ると、スロットルレバーの位置に関わらずスロットルが信号を遮断し瞬時にリバースゲートが降下しスムーズな減速を実現してくれます。ブレーキが作動しているときに右スロットルレバーを握ってもブレーキが優先されます。そこでIBRレバーを離すと自動的にニュートラルモードになり、停止後は一定のポジションを保ちます。そこでIBRレバーを握るとリバースゲートが降下し後進します。更に右側のスロットルレバーを握ると後進スピードが増します。

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ヤマハRIDEも同様にハンドル左側のレバーを握ると、スロットルレバーの位置に関わらずスロットルが信号を遮断し瞬時にリバースゲートが降下しスムーズな減速を実現してくれます。そこRIDEレバーを離すと自動的にニュートラルモードになり、停止後は一定のポジションを保ちます。そこでRIDEレバーを握るとリバースゲートが降下し後進します。

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 実際にRIDEを試乗しました。制動停止距離はシードゥが短いと思いました。シードゥ―はリバースゲートが降下すると水が真下に向かって噴射するので後部が浮きフロントダイブします。ヤマハはリバースゲートの両サイドに穴が開いているので噴射の水が真下だけでなく両サイドに逃げる仕組みになっておりフロントダイブしません。フロントダイブするシードゥの方が制動停止距離が短いと思います。ヤマハの両サイドに逃げる仕組みには減速時と後進時の旋回性が良く離岸着岸がしやすくなったと思います。

下の2枚の写真の左側が2015年FX系RIDEのリバースゲートで右は2014年モデルのFX系のリバースゲートです。2015年の方が小さいです。シードゥよりも小さいので制動停止距離が短いのはこの理由もあるかもしれません。

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シードゥはエンジンを切るとリバースゲートが自動的に下がって停まります。インペラを点検するときはハンドルのボタン操作でゲートを上げることができます。ヤマハはエンジンを切るとリバースゲートが上がって停まりますので何もしなくてもインペラを点検できます。

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後進に違いがありました。シードゥはIBRレバーを握るとリバースゲートが降下するだけで右スロットルを触らなくてもアイドリングスピードで後進します。右スロットルを握ると回転数が上がり高回転で後進します。スロットルレバーを強く握れば大きく後進します。ヤマハもRIDEレバーを握るとリバースゲートが下がりRIDEレバー側でスロットルの役割を果たし約3000回転まで上がります。しかし大きく速く後進をしようと右スロットルレバーを強く握っても3000回転以上回りません。ヤマハは3000回転以上で後進できません。RIDEの付いて無い2014年までのFXシリーズでもリバースとニュートラルポジション時はエンジン回転数が約3000回転までに制御されてます。それと同じということです。速く大きくバックできるのははシードゥ、3000回転で制御する安全面を考えたヤマハ、という違いがありました。

何れにしても安全向上するシステムがヤマハ艇にも搭載されるので嬉しいことですね。

さあ、後1か月後に発売ですよ!!

 

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林戸

 


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