ご存知ですか?ジェットの衝突被害を防ぐ機能!

『アクセルを握ってないのにエンジン回転数が落ちない!!』

深刻なお客様の悲鳴からスタートしました。サービスの鈴木です。

修理受付などしている時、実際にこういった症状を相談される事があります。

 

ただそれは..

『不具合ではないのかもしれません!』

 

もしかしたら、OTS オフ・スロットル・ステアリング・システム(ヤマハ名)というアシスト機能が正常に作動しているだけなのかもしれませんよ👆

この機能、別名は多少異なれど3メーカーすべてに備え付けてある機能です。

 

では上の症状を発生させるOTSとは何か…?🏃

 

ブログではヤマハ艇でご紹介します。

まず、OTS機能はステアリングセンサーの作動で働くようになっています。

ステアリングセンサーは、ハンドルの付け根、可動部付近に付けられています。

※画像はセンサーが付いてませんm(__)m

 

このセンサーは、ハンドルの操舵角を電気信号でECM(コンピューター)に送っています

 

PCに接続してステアリングセンサーの流れを見ると、、

ハンドルが直進方向の時は、電気の変動は無くOFFの状態

 

ハンドルを左右どちらかに切ってみると、、

センサーの電圧に変動が現れ、ONの状態になります。

 

と、このようにハンドルを左右どちらかに切る事!これがOTS機能の絶対条件!

 

実際、水の上ではOTSはどの様に機能するのか、具体的にご紹介しますと、、

まずエンジン回転数3000回転以上を数秒保持。

 (普通に走っている状態)

その直後、スロットルレバー全閉と同時にハンドルを切る動作

 (あ、目の前に障害物!反射的にアクセルを放してしまった!ハンドルは切ってるけどぶつかるッ!!)

OTS発生!

 (必要最低限の旋回速度を得て、衝突を回避した!ふぅー)

、、とお分かりかもしれませんが、OTSは衝突を防ぐための旋回性をアシストした機能です!

 

ただ、この機能以前にジェットの特性として覚えていただきたいのは、ポンプノズルの水流で動いているためある程度エンジン回転数を上げなければ曲がらない!という事ですね。

 

話は戻りますが、もしアクセルを握ってなくてもエンジン回転数が落ちない症状の時、それ、ハンドル切っている状態ではないですか?ハンドル戻したらすぐ直りますよ👍


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