SEA-DOO300馬力 フラッシング時の排気温度に注目!

SEA-DOO艇RXT-X300Rs 2016年の10H点検(初期点検)の作業をしていた時です。

故障履歴から、またネタになりそうな英文を見つけてしまいました
 

~high exhaust temperature detected~

排気温度がかなり熱くなってきていますよ!という警告です。

ちなみにこのモデル、上の故障コードが出やすい問題について以前ブログにも取り上げたのでこちらもご覧ください☟

300シリーズ、フラッシング時の落とし穴に注意!

 
この故障コードが出ていたという事は
警告音が鳴っていたと思いますが、船長に当時の状況を確認すると

フラッシングの時に警告が鳴った、おそらく左舷側のフラッシング口で水通しをしていた時。

フラッシング時間は2分くらい、時々吹かした」との事です。

 
なるほどですね

では、お店のRXT300を借りて、少し再現してみようと思います。

まずは、PCに接続して、フラッシング前の排気温度を確認します。25℃!

 
そして左舷側のフラッシング口のみフラッシングをします。時間は2分です。

最後に数回吹かして排気温度の変化を見ました。
 

結果は70℃でした!

 
これでは、判断が難しいと思いますので
今度はRXT260で全く同じ内容のフラッシングをしてみました。
 

結果は44℃でした。

 
割とアバウトな実験なので参考程度に聞いて欲しいのですが、RXT-x300Rsは左舷側のコネクターでのフラッシングだと、260などに比べて排気温度が上昇しやすいのは、間違いないようです。

 
260エンジンから300に乗り換えた方などは、今までのフラッシング方法をそのまま300に当てはめると、排気温度上昇の警告が出てしまうかもしれませんね

 
今回は私がビビりであまり吹かすのを躊躇ったのは失敗でしたが、(笑)吹かした瞬間排気温度が急激に上昇するのは確認する事が出来ました。

ですが、前回のブログにも書きましたが、左舷から1分、右舷から1分の計2分のフラッシングが、300馬力の水通しの基本となっています
 

ちなみに右舷側コネクターからのフラッシングのが、左舷よりも排気系統の冷却性は高いです。左右をバランスよくフラッシングして、吹かすのは程々にした方が、警告も出ないかもしれませんね。


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